2014年12月29日月曜日

やっぱり良さがわからなかった『アナと雪の女王』

 以前、『アナと雪の女王』が大ヒットした理由をブログ記事にしたんですよ。

 アナと雪の女王がヒットした理由を勝手語り

 劇場まで観に行ったくせに寝てしまいまして、本編の記憶もあいまいだったので、年末休みを利用して観賞しなおしました。
 絵にするとこんな感じでしょうかね(完成させる気ゼロのテキトーさ^^)。
 似せないようにしてますが、下手したらデ○ニー様のゲンコツが飛んでくるかもしれませぬ。


 まあ、あれですよ。
 触れた物を氷に変えてしまう魔力を持った姉。
 妹(アナ)のあまりの空気の読めなさっぷりに姉がキレて、封印していた力が爆発。
 あっ、ちなみにみんなが『レリゴー、レリゴー』と騒ぎまくってる歌は姉が自分の力を爆発させたときの心境を歌ったものです。

 しかし、日本では『雪女』の昔話がありますし、『雪の女王』というアンデルセン童話も別に存在しますから、コンセプトとしての目新しさはゼロです。
しっかり観賞した後でも、「大」ヒットの理由がわからないという、何とも後味のわるい結果となりました。
 日本でヒットした理由は、やはり入念なプロモーション、カラオケ大会、チビッ子パワー、ミーハーな人が意外と多かったということくらいしか思いつきません。
 大ヒットしたからといって過大な期待を寄せると肩透かしを食らうでしょう。
 でも、一緒に歌いたいとか、デズニー大好きという方にはおすすめですよ。絶対に。
 まったくフォローになってないな……。

2014年12月10日水曜日

衰退に向かっている年賀状文化

 年賀状発行枚数が年々減少しているようです。


参考記事:年賀ハガキの利用者が減っているらしいので発行枚数を調べてみた[外部リンク]
 書面にしたためる有料の郵便よりは、基本コストゼロで、しかもすぐに思いを届けられるメール、SNS、LINE などに移行する利用者が増加傾向にあるのは世の流れなのかもしれません。
 そんなわけですから、日本郵便の必死のアピールもうなずけますね。
 また、毎年この時期になると募集がかかるのが年賀状仕分け、配達アルバイトスタッフ。
高校生の頃に、年賀状仕分けのアルバイトをやったことがあります。
 今では考えられないようなやっすい賃金で、殺伐とした雰囲気のなかで黙々と年賀状を仕分けていると、若いながらにとても時間を無駄にしているように思えました。

 もちろん、翌年は誘われても断りました。
 最近のニュースでも年賀状仕分けスタッフが不足しているとか、募集をかけても人が集まらないとか聞きます。

 ネット時代ですから、探せばもっと割の良いアルバイトがいくらでも見つけられる環境が整っていることも大きいでしょう。
 今はもっと良くなってきていると信じたいところですが、年末年始の超(?)多忙な時期にわざわざ出てきてくれる人を最低賃金スレスレでこきつかう体制もよく見なおす時期に差し掛かっているのかもしれません。
「出したい人がいるんで」
 と失笑を買うような年賀状コマーシャルを作っている場合じゃないでしょうな。
 そんなとこアピールしても、せいぜい「あっそ」と言われるくらいなので。
 でもって、今年は……
「ちゃんと、大人。」
 面倒くさいことを義務感でやらされている雰囲気が漂ってるね……。

2014年11月26日水曜日

何か?

このフレーズが苦手なんですよ。
 と自分で勝手に思っているだけなので、好きで使ってらっしゃる方は以降無視していただければと思います。
「何か?」
 と尋ねられると、反射的にどーでもいいよと思ってしまいます。
 代わりに文章として完結させてほしいです。
「私、バカなんですが、何か言いたいことありますか?」
 ございません。
「私そういうの嫌いなんですが、何か意義ありますか?」
 ございません。
これを日常的に聞かされるようになったら相当苦痛だな……。
「何か?」と言う以上は、誰かに質問を投げかけているのでしょうが、とても不躾で傲慢に聞こえます。
このフレーズは、派遣社員の生きざまをテーマにしたドラマ「ハケンの品格」で、スーパー派遣社員の大前春子が連発していた影響で、デキる奴が言っていい特権フレーズみたいになったのが災いしているような気がいたします。
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ドラマの中では、そういう嫌味なクチを叩く女だが、性根はイイ奴だったというフォローが必ず入るので、嫌味なところがちょうどいい具合に打ち消されていたのですが、これが普通の日常会話だったら嫌味しか残りませんがな。
「何か?」は日本語の言葉づかいにうるさい人には結構カチンとくる表現かもしれませんので、私は日常生活でもネットでも避けるようにしています。
というのが私のスタンスですが、何か?
ほら、ちょっとカチンときたでしょう^_^;?

2014年10月21日火曜日

空港ラウンジの話

空港にはラウンジスペースというエリアがあります。
ラウンジスペースは、一般的に航空会社のナンとかクラブの会員や、クレジットカード会員が使うことができますが、私の場合は、クレジットカードにラウンジスペースの利用権がついているタイプのものを利用しています。
会社や空港にもよりますが、ラウンジスペースではちょっとした飲み物や軽食がいただけるのが一般的で、サービスのよい所ですと、シャワーや仮眠室なんかも利用できます。
フライト中は眠れない人や、できるだけ静かに過ごしたい人にはもってこいのサービスで、一回使ってしまったら最後、一般の待合スペースは避けるようになってしまいますね。
参考:
成田空港のクレジットカード会社・有料ラウンジ
羽田空港のエアポートラウンジ
JFK 国際空港の Vigin Atlantic ラウンジ
空港にはいろいろな人がいますし、必ずしも全員がおとなしくフライト待ちをしているわけでもありません。
 旅行気分ならそれも旅の思い出になりますが、仕事での移動中はまた別の話です。
 ソファにゆったりと腰掛け、コーヒー片手に読書しながらウトウトフライト待ちできますので、機会があれば試してみてはいかがでしょうか。
とは書いたのですが、一回だけラウンジを使って後悔したことがあります。
 子供連れの方でしたが、その子が声量をコントロールできないらしく、奇声を発しながら親としゃべるので、あれはまいりましたね。
 子供だから仕方ありません。
 私だって子供時代はありましたし、赤子のときは泣きわめいていたことでしょうから我慢しましたが、ラウンジより一般の待合スペースの方がまだ静かに過ごせたかもしれないと後で思いましたよ。
こういったことも、その日その時の運というやつでしょう。

2014年10月6日月曜日

見舞いの品

入院した人がいるので、見舞いに行ってきました。
 もともと、花や果物を贈るのが嫌いなので非常識と言われても仕方ありませんが、事前にそういう見舞い品は持っていかないと伝えてありました。
 というわけで、私は手ぶらで来ると思われていたようです。
 ちゃんと持っていきましたよ。こういうやつですが。


 韓流イケメソ俳優好きということで、これなら絶対にイケる!と思いましたね。
 これを手渡ししたところ、それは大層な喜びようでございました。
「病室のテレビは BS 映らないので韓流ドラマ見れなくて困ってたの。」
 と言いながら、私が帰るまで名鑑の俳優写真を食い入るように眺めていました。
 翌日、調子はどう?と探りを入れてみたところ、体調の話はそっちのけで延々と俳優名鑑の話をされましたね。
 私は別に韓流ファンじゃないからなあ……と伝えるタイミングをすっかり逃したままになってしまいましたが、ともあれ、入院ライフにちょっとしたスパイスを添えられたようで何よりでした。

2014年9月2日火曜日

不思議なデート

ブログの方で書いた虫の夢が意外とウケが良かったようですが、先日また変な夢を見たのでこちらにアップしておきます。
どういうわけか、母と叔母と三人で超高級デパートに来ていました。
 別に看板に超高級と書かれているわけではないのですが、内装から商品まで超一流のものがそろっており、あきらかに一般庶民向けではないことは見てとれました。
この不思議な組み合わせでウインドウショッピングをしていたところ、叔母がスカーフ屋の前ではたと足を止めました。
 絹孔雀の高級シルク100% スカーフです。
 その中でも一番地味な藍染風の色のスカーフを手に取り、何度も綺麗な色ねえと言いながらうっとりしていました。
 そのお値段は税抜きで 10万円でした。
私の母は 10万円と聞いた時点で購入する気は失せたのですが、叔母はもう買う気満々でした。
 販売員も叔母のことをお目が高いとお世辞を言いながら、スカーフを綺麗に畳んで桐の箱にしまいました。
 さていよいよ包装というときになって、専用の包装紙を切らしていたことに販売員が気付きました。
「奥様、いかがいたしましょう。私どもの専用の和紙の包装紙でお包みしたいのですが、あいにく切らせております。このままお待ちいただければ、他の代理店で包装するように手配いたしますが。」
「じゃあ、待ちます。」
そんなわけで、そのデパートの最上階で食事でもしながら待とうということになりました。
 母と叔母は揃ってドリアを注文し、私は何故かざるそばを注文しました。
 すると、そば店の主人が申しわけなさそうにやってきて、そばはこれから手打ちするので 20分はかかると言うのです。
お待たせするので申しわけないと、出されたのがバゲットと蜂蜜。
 普通、こんなのを食べたら後のそばが入らないと考えるものですが、なぜか私はサービスのよさに感動していました。
バゲットをかじりながら二人の会話をフンフンと聞いていると、近くにバゲットを包むのによい紙が見つかったのでちぎってみたところ、何とそれは御進物用ののし紙(記名済み)でした。
やべえことしちゃったなと思っているうちに、打ちたてのそばが運ばれてきました。
 そしてその後ろから例のスカーフ屋の店員が事情を説明しにやってきました。
「スカーフは仮包装させていただきましたが、こちらの代理店できちんと包装いたしますので、お持ちになっていただけますか?」

 どうせすぐ開けちゃうんだから、包装してもらわなくてもいいよね、と勝手な想像をふくらませる私とは裏腹に、叔母はその特別な包装をしてもらう気持ち満々で10万円+消費税の支払いを済ませました(しかもテーブル会計)。
「あの……すみません。ここにあったのし紙を破いてしまったのですが……。」

 とついでに謝罪してみたところ、また書きますので大丈夫ですよと店員は言ってくれましたが、その表情は妙に引きつっていましたね。
結局バゲットを口にしただけで、そばにありつけないまま目が覚めてしまったのですが、母にこの夢の内容を話したところ、ちょうどその前日に叔母から電話があったということでした。
ちなみに、私は母と叔母と三人で出かけたことは一度もありませんし、叔母にいたってはもう一年以上会話を交わしていません。

2014年8月1日金曜日

いきなりのサオ話

今回は、釣りが趣味の父の話をします。
 一日おきに川に行くほどの釣り好きですから、通っているうちに顔見知りが増え、釣り仲間の輪が広がっていきます。
体調が芳しくなかったり、所用で釣りに行けないときは、お誘いの電話もかかってくるようです。
 しかし、父も若いとは言えない年齢ですから、悲しい出来事に直面することもあります。
数人は、足腰が弱くなり釣りを引退。
 一人は釣り中に心臓発作が起こり、父の目の前で死亡。
 救急車が来るまで必死に心臓マッサージをしたらしいですが、間に合わなかったようです。
 釣り仲間をこのような形で失うのは辛いものですが、亡くなった方も、大好きな釣りの最中にお迎えが来て本望だったのかもしれません。
ところで、少し前に不思議なことが起こったと話してくれました。
 とっぷりと日も暮れ、釣り場を片付けていたときのことです。
「これ、やる。」
父の隣で一日中釣り糸を垂れていた男から、立派なカーボン製の釣竿とケースを手渡されました。
 その釣り場では初めて見かける初老の男だったそうですが、いきなり釣竿を頂戴するような義理もないので遠慮していたら、父の胸にその釣竿を押しつけて去って行ったそうです。
「金の斧、銀の斧の妖精みたいな話だね」と言うと、爺さんだったけどなと父は笑っていましたが、不思議なこともあるものです。
 それ以来、その老人は一度も釣り場に姿を見せていないということです。
思うに、その老人は何らかの理由で釣り納めに来ていて、隣で楽しそうに釣りをする父なら釣竿を大切にしてくれそうだと考えたのでしょう。
 いくら最後の日であっても、見ず知らずの者に物をやるという発想がない人が多い中で、こういうことがあるというのは幸運の一期一会といえますね。
その老人が幽霊だったとか、仙人だったとかいうことは、まずありえないでしょう。
 現に、その釣竿は消えるどころか、いまも父の手の中で大活躍していますから。

2014年7月22日火曜日

テキトーに考える話

「よく考えてからモノを言え」と言われ育った方は多いのではないでしょうか?
 ご多分にもれず、私もよく言われてきました。
私はもともとマシンガンのように立て続けに話す方ではないですが、無口というわけでもありません。
 ただ、子供の頃はよく頓珍漢な質問をしては周囲を困らせていました。
両親は私の「これなに?」「どうして?」攻撃に相当頭を悩ませたようですが、それでもテキトーにあしらってくれていました。
 ところが、当たり前のことですが、十代も半ばになると、他人のリアクションが必ずしも両親とは違う事に気付かされることになります。
「うるさい」
 「そんなの知るか」
これらのフレーズは思考停止につながります。
 子供はピシャリと叱られたことよりも、質問に対する答えを何故もらえなかったのかが気になるものです。
 しかし、悲しいかな、このようなフレーズに毒されると、子供達も次第にいろいろ考えを巡らせることをやめる癖がついてしまいます。
そうやって歳を重ねていくうちに、それが当たり前になっていくのかもしれません。
私もあまり親しくない人の前ではバカがダダ漏れになるような質問をしないようにしていますが、気心の知れた相手には、知りたいと思ったことはあまり深く考えずに聞いてしまいます。
もう、まさに外でそんな質問したら人としての常識を疑うと言われるようなことまで聞いてしまうので、コイツ本当は大バカなんじゃないかと思われているかもしれません。
 そんな質問に根気よく付き合ってくれる周りの人たちには感謝するばかりです。
周りの人たちにいろいろ聞きながら、自由に考えを膨らませるというやり方は、実は何かをやろうと思ったときの近道になる可能性があります。
 あまり親しくない人に質問しまくると、クレクレ君で敬遠されてしまいますが、親しい間柄なら、自分でもいろいろ考えているが、他の意見も聞いてみたいということは伝わることが多いのです。
自分ですべて抱え込んでしまうよりは、他から情報をバランスよく吸収しながら考えをまとめていく方法は、仕事面でも多いに役立っています。
それが傍から見るとテキトーに考えているように見えるんですけどね。

2014年7月7日月曜日

批判のさじ加減を間違えるとただの中傷になる

先日通りかかったブログで、管理人が記事の中で訪問者に対する苦言を呈していました。

 ブログは基本的には管理者のものです。
 ですから、管理者が責任を持ってブログを管理すればよいのですが、やりかたひとつで管理人の心の狭さが如実に出てしまうことがあります。
匿名で活動していても、発言の一つ一つがその人の人格を形成する要素となります。
 いくら個人情報を伏せているつもりであっても、続けているうちに居住地域、家族構成、仕事内容、趣味、思考パターンなどがダダ漏れになっていきます。
いろいろな方の記事を拝見していると、神経質なタイプ、些細なことは気にしないタイプ、俺様タイプ、言葉の端々に劣等感が垣間見えるタイプなどがいろいろと見えてくるのですが、ちょっとした身の周りのことや、一般的に認知されているような話題に触れている分には気楽に流し読みできるでしょう。
しかし、特定の誰かを批判してしまったら話は別です。

 その誰かの行動が自分のブログ方針に沿わない場合、それに対する管理者の反応次第で、第三者は冷静にその管理者の人となりを評価することになるのです。
 特に、人格否定に走ってしまった場合は、ブログ管理者は多くの訪問者を失うリスクを覚悟する必要があります。
誰だって人格否定されたらイヤな気分になるものです。
 コメント欄にちょっとした意見を書き込んでみたら、感情的にその投稿者の批判を始める管理人のブログには脅威しか残りません。
言葉自体は丁寧であっても、その張本人が特定できること、そして冷静さを欠いた発言をした時点で、悪口や中傷と同程度のレベルになってしまいます。
 一旦敵に回したらネチネチと後追いするタイプのブログ管理人のところには、絶対に本音など書けないと思う訪問者も出てくるでしょう。
訪問者は、他人の意見をスルーするスキルがブログ管理人に備わっているかどうかで、安全なブログかどうかを判断しています。
 ブログに悪口を書くと、結果的にリピーターが減ってしまうのは、まさにこの部分にあるのです。
どうしても批判しなければならない状況に陥ったならば、私的感情を排除したうえで、冷静に言動に対する問題点の指摘に留めるのが無難です。
 手短に伝えるだけでも訪問者にはきちんと伝わります。
 グダグダと繰り返し説明を入れつつ訴えるのはかえって逆効果です。
批判の対象となった人が鈍感な人なら、公の場で叫ぶという手段に走る前に、個人的なメッセージのやり取りで解決を試みることも、ブログ管理者の力量が試されるところともいえます。
批判された方は、程度の差はあれどカチンとくるものです。
 強く批判すればするほど、その跳ね返りが大きくなる可能性があります。
 正論を述べているつもりの自分の方が、他人様からは信用ならない存在かもしれません。
批判→ブログ炎上コースへのシナリオを巧い具合に絶つ手段として、一歩引いて考えることもときには必要なのです。

2014年6月23日月曜日

危険なクセ

どなたでもちょっとしたクセを持っていらっしゃることと思います。

 クセは個性の一つになりますが、度がすぎると精神的負担が大きくなりますから、気をつけるに越したことはないでしょう。
かつて同居人は、靴を履いてから玄関を出るまでに 10分くらいかかっていました。
 玄関の鍵を開けるときのカチャン、という音を 20 回くらい確認するのです。
 そして外に出て、鍵をかけると、またしっかり施錠されているかを 20 回くらい確認するわけです。
 当然、玄関のロックがだんだんバカになっていったんですけどね。
同じように、いくつか同じものを買うと、並べて上から順に指さし数えるというクセもありました。

 後で、こういった一連のクセが強迫神経症の症状であることがわかり、本人はかなりホッとしていました。
 しかし、並べグセと数えグセが私にもバッチリ移ってしまったのには困ったものです。
ときは遡って高校生の頃の話です。

 机に頬杖をつくのが行儀が悪いと叱られたため、頬杖をつきそうになったタイミングで机から肘を浮かすようにしていたところ、それがクセとして定着しました。
 授業中に何度も挙手してしまうものですから、答える気もないのに当てられまくるというパターンに陥ってしまったわけですよ。

 それでもしばらく手を上げるクセは収まらなかったですね。
こういったクセは、できるだけ考えないようにすると、少しずつ改善していくようです。
 さすがに学生時代の挙手グセはもう出ないですが、残念ながら並べグセはまだ少し残っています。
ついでに、従妹の家に遊びにいったときのことをお話しします。

 彼女の机の上にテープレコーダーが置いてあったのですが、テープを聞きながらでないと勉強ができないと零していました。
 普通、そういったら学習内容がぎっしり詰まったテープとか、集中力が高まるような音楽が録音されたテープだと思うじゃないですか。
 そこで例のテープを再生してみたわけですよ。
「線を引かないで……線を引かないで……線を引かないで……線を引かないで……線を引かないで……」
何と最初から最後まで「線を引かないで」というフレーズだけで埋め尽くされていたのです。

 それも両面ビッシリと。
 しばらく聞いていると、日本語に聞こえなくなってくるので不思議です。
「だってこのテープかけておかないと、教科書や本に線引いちゃうんだもん」

 そう彼女はそのテープの存在理由を申しておりましたが、念仏の繰り返しによってもたらされるトランス状態に近い状態に陥る可能性があるので、聞きすぎは危険だと思いましたね。
「修行するぞ」

 とやっていることはまったく同じですね。
 実は、先に従妹の方が「線を引かないで」テープを使って自己暗示を実践していたというオチでございます。


2014年6月9日月曜日

ひさびさのリアル書店

 帰宅の電車に揺られていると、これからしばらく停車するというアナウンスが入りました。
 人身事故の後処理に手こずっていたようです。

 運転を再開するまでそのまま待ってろと言われましたが、時間は1分でも有効に使いたいので次の駅で降り、本屋をブラブラしてお茶でもしようということになりました。
 一人だったんですけどね。

 新しい本の匂いは大好きなのですが、いきなり行って良い本に巡りあえたというためしがありません。
 大抵は人から聞いたりネットで調べたりして良さそうな本はネットで購入してしまうため、本屋離れは加速する一方です。

 本屋にあまり立ち寄らない理由はもう一つあります。
 ウ〇コが近くなるからです。

 本屋に行くたびにトイレを探したり、本を買う前にいったん店から出たりしなければならないなんて、長年の間そういう特殊な病気だと思っていました。

 『オイそこの君、便秘なら本屋へ直行だ病』とでも命名しておきましょうか。
 生来品性の良い私のことですから、ネットでなければとてもとてもこの病のことを口にするのははばかられます。

 そこで頼りになるのが Google 様ですね。
 キーワードを入れてみたんですが、このありさまですよ。

本屋 うんこ



 単語を並べただけなのに、したくなる方向に誘導しようとしているのが見てとれます。
 検索結果も出るわ出るわで、私と同じ症状でお悩みの方も相当多いことがわかりました。

 本屋 う〇こがしたくなる理由




 NAVER まとめまである!ということで早速読みにいってまいりました。
 本屋でトイレに行きたくなる9つの理由

 9 つの理由というものの、どれも仮説の域を超えてないのが残念ですが、『7. 過敏性腸症候群の一種説』が何となく自分には近いような気がしますね。

 上記を踏まえたうえで、某デパートの最上階にあるリアル書店に行ってきたわけですが、先にトイレを済ませておいてもまったく効果がないことがよくわかりました。
 やはり本を手に取ってパラパラめくるという動作がスイッチになるようです。
 途中でトイレ休憩を入れてから、とある経済本を手にしたのですが、その中身を見ているうちに怒りが込み上げてきました。

「なんじゃこりゃあ!半分以上が余白じゃねーか!こんなクソ本で 1,800円(+税)の代金を取ろうなんて詐欺同然だ!」
 と心の中で絶叫して本を棚に戻し、涼しい顔をしてリアル書店を後にしました。

 いやあ、あの時間はいったい何だったのでしょうか。

 本は中身をしっかりチェックしないことには後で後悔することにもなるので、たまにはリアル書店もいいかと思ったんですけどね。
 最近はネットショップでもチラ見できる機能がついて、レビューまで読めるとなると、やはり主たる目的は便秘解消ということになるのでしょうか。

 書店からしてみれば、店がそんな客であふれかえったら、タダで水とトイレットペーパーを使われて、掃除までさせられるとなっては、商売上がったりもいいとこでしょう。

 私は便秘持ちではないので、そうお世話になることもなさそうですが。


2014年5月19日月曜日

元・秒速で1億稼ぐ男の戦略

あまりに有名な方のお話なので、ここではお名前を伏せてテキトーに語ってみます。


みなさんも恐らくニュースでご存じのとおり、彼の事業は資金繰りに困窮して倒産の危機に追いやられているそうです。

 倒産を匂わせているとはいえ、事実上倒産も破産もしてないところは誤解してはならないポイントだと思います。
 ですから、それを断定的に報道してしまうメディアのやりかたには強い違和感を覚えます。


うず高く札束を積み上げ、美女をはべらせ、高級外車を乗り回し、高級料亭で大盤ぶるまいするなどの豪遊ぶりがネットやテレビでも取り上げられていましたから、今ごろザマあ見ろとほくそ笑んでいる人も結構いるのではないでしょうか。


しかし悲しいかな、世の中の多くの人びとが思い描くような、裕福で満たされた人生とは、まさに彼のような状況を指していたのかもしれません。
 彼は率先してそのモデルを演じ、賛否両論あれども多くの人びとに夢や希望を与えたことでしょう。


これでもかと言わんばかりの成金趣味は、メディアへの露出を狙ったマーケティングの一つにすぎないことは理解していましたが、それよりも彼が築いたビジネスモデルの方が以前より気にはなっていました。


YouTube で公開されている無料セミナー動画を 3 本ほど視聴したことがあるのですが、ここですぐに気づくことは、彼の頭の回転の速さと、ずば抜けたプレゼンテーション能力の高さです。


これなら最初は懐疑的であっても、彼の話を直接聞いているうちにすっかりファンになってしまったという方がいらっしゃっても不思議ではありません。


オーバーアクションなしで数十分、数時間もぶっ続けでトークを繰り広げ、人の心を掴んで揺さぶるというのは、熟練の演者でもなかなか難しいものです。
 内容はともかく、人前で話す仕事をされている方には参考になる話術の数々が詰まっていると思います。


しかし、よくよく話に耳を傾けてみると、彼の目指すビジネスモデルの全容がビデオからは殆ど伝わってこないのです。

 それを知りたければ高額のセミナーに参加して話を聞きに来いということなのでしょうが、見込み客にとってそのモデルが収益を約束するものでなければ、やはり懐疑的な人間には胡散臭いものに見えてくることは否めないという印象でした。


彼は過去をふり返り、今までのやりかたが間違っていたと反省し、今度は方向性を変えてチャレンジするという内容の記事を自身のブログに投稿しました。

すると、彼のブログはたちまちのうちに社長ブログランキングで一位を獲得し、そしてこれから始まる有料のメルマガにも登録者が続々と集まってきたのです。
 これほど影響力の強い彼がこれから何をしようとしているのかはもうお分かりですね。


「秒速で1億稼ぐ男」というブランディングに食傷気味だった人たちや、彼に対し批判的だった人たちを焚き付け、新たな顧客へと転換していく。

 その目的なくして、自分にとってマイナスにしかならない自虐的な記事をわざわざ投稿するなどという愚行に走ることはないでしょう。
プライベートを切り売りしながら情報発信で稼いでいた人ですから、それくらい何でもないはずです。

 自分ブランドの賞味期限をとうの昔に把握しており、それを完全に削ぎ落とすチャンスを窺っていたとも考えられます。


このようなわけで、まんまと踊らされているのは誰なのか、気づいている人は気づいていることでしょう。
 もちろんそれが悪いと申し上げているわけではございませんので、その辺は誤解なきようお願いいたします。

2014年5月9日金曜日

今日も張り切って名刺だけは持っていこう

取引先相手の業務をしていると、たびたび名刺交換をするシチュエーションがあります。
その際に、名刺を切らしてまして(早い話忘れてきた)と言う方がまれにいらっしゃいます。
社会に出て間もない頃は、名刺は自分の分身のようなものだから、常に持ち歩けと教えられました。
当時はさすがにそこまでは言い過ぎだろうと思ったものです。
しかしながら、氏名、肩書き、連絡先が書かれた紙片はそれ自体が自己表現のアイテムになります。
自分のことを人に覚えてもらうことは、見込み客と信頼の獲得につながります。
たかが小さな紙切れですが、名刺一枚交換しておくだけで、見込み客の心のすき間に入り込むチャンスができます。
一日数人、数十人と名刺交換をしたりすれば、後でその名刺と本人の顔を一度に思い浮かべることはとても難しくなります。
 そこで名刺を受け取ってなかったら、数日も経てば名前すら呼び起こすことができなくなるでしょう。

それを考えれば、名刺を切らしたと言い訳をしている時点で、先方からは一緒に仕事をする気がないと思われてしまっても仕方がないでしょう。
本当に名刺を切らしていたら、すぐに印刷して郵送するくらいの根性を見せれば、先方はそこまでする必要ないのにと思いながらも良い印象を持ってくれたりします。
 さらに、「名刺を後で郵送してきた奴」という情報まで記憶に刻んでもらえるようになります。
新規顧客を獲得する気持ちがあれば、名刺は絶対に忘れないようにしましょう。
 一枚あるだけでチャンスは 0 より高くなります。

2014年4月21日月曜日

夢の中でも断られる

 某国の船の沈没ニュースが話題になっているせいか、夢にまで外交が出てきてしまいました。

 反日感情剥き出しの彼女のことですから、本来は訪日の可能性はかぎりなく低いわけですが、夢のなかでは A 氏に会いに来ていました。


 なぜかそこに私まで居合わせているのが夢の不思議ですね。


 A 氏は前回の失敗を踏まえ、あれから必死に韓国語を練習したとは言っていたものの、アンニョンと言いかけたところで、彼女が日本語で話し始めました。


 「こんにちは。そして日本にようこそ。」


 彼女のあいさつもかなり怪しいところにホッとしたのもつかの間、A氏は話の切り出し方に困っているようでした。

 
「きみ、ちょっと通訳お願い。」


 たまたま居合わせただけでまさかのご指名です。

 ここじゃ何なんで、場所を変えてコーヒーでも飲みながら話しましょう、と伝えてくれとのことだったので、言われるとおりにしたところ、ピシャリと返されました。


 「私、コーヒーは飲みませんから。」


 現実でも夢の中でも拒否されるとは、散々な A氏だったというオチでございました。



(夢の内容はあくまでもフィクションです。)


2014年4月15日火曜日

ようかんはよう嚙んで……

 たまたまテレビが点いていたので、朝支度をしながらチラ見していました。


 深夜から早朝にかけて飛ぶように売れる食品特集だったのですが、その中でもようかんのことが妙に気になりました。


 1 日 150 本限定販売で、おひとりさま 3 本まで買えるという触れ込みです。
 番組は早朝から並ぶ人々を撮影し、開店とともに何分で商品が売り切れるかを計測していました。


 残念ながら 51 番目に並んでいたおばあさんはようかんを購入できなかったため、そのとても残念そうな様子が画面から伝わってきました。


 そこまでなら、限定品であればよくある光景だと思っていたのですが、スタジオ画面で、番組スタッフがそのようかんを口にしている姿を見て、おや、と思ってしまいました。


 ようかんは 50 人目で売り切れました。

 つまり、並んでいた 50 人すべてがようかんを 3 本ずつ購入した計算になります。
 番組スタッフも並んでようかんをゲットしたとテレビで紹介していましたから、彼らも 3 本買ったことは間違いないでしょう。


 オフレコで、番組スタッフは出演料として一本くらいはようかんをおばあさんに譲ってあげたと信じたいです。


 51人目に並んでいたおばあさんは、ようかんを買えずに悔しそうにしているところをタダで撮影され、それを全国ネットで流されたのですから。

 まさかのヤラセだったという可能性もゼロではないですが。

2014年3月6日木曜日

HEY HEY の誘惑

 自宅で仕事をしていたときのことです。


「ヘイ!ヘイ!」


 と同居人に叫ばれました。

 もともと、超集中モードに入ると周りが見えなくなるために、人の話がまったく聞こえていなかったようです。

 反射的にこう返しました。


「ホー!」


 何だそのホー!ってやつは、と言われたので、日本人ならヘイヘイときたらホーなんだよと言ってやりました。


 「与作ぅ~は木を切るぅ~♪ヘイヘイ ホー♪」


 日本人ならみなさんご存知の名曲ですが、当然同居人は知りません。
 仕方がないので、英語に直して歌ってやりました。


 「ヨサクゥ~ イズ カッティング ア トゥリー♪ ヘイヘイ ホー♪」


 すげー変な歌と言われたので、原曲を聴かせるために与作を YouTube で検索したところ、何と英語バージョンまで見つかりました。


 与作英語バージョン


 与作は英語で聞くと、風情もク〇もございません。
 後にはニヤニヤ笑いが込み上げてくるばかりです。


2014年2月20日木曜日

正しい用法

 同居人がまたこっそり日本語を勉強しているようです。
 最近、変な発言が目立つようになってきました。


 「ヘンタイヘ~ン」


 このあたりはまだまだ序の口ですね。
 「大変」が「変態」に似ているので、変態変態変→変大変大変へのシフトで日本語を覚えようという発想がミエミエでございます。
 こんな覚え方をしているものですから、こっちが仕事でハマりまくっているときなんかに「そりゃあヘンタイだね」と肩越しに言われたりると、虚しさばかりが募るわけです。

 ところが、先日奇跡が起こりました。

 九割近くの人たちが働く理由は食べていくためであって、なかなかそこに生きがいを見つけられないのではないか、みたいな話をしていたときのことです。
 同居人はやりたくない仕事はやらない派で、私は需要があるのなら、多少の我慢をしてでも仕事を続ける派ということもあり、考え方はもともと違っているのですが、ふと真顔になってこんなことをつぶやきました。


 「でも、今ほんとうにお金がなかったら、ウ○コみたいな仕事もするけどね。」


 まさかのウ○コ様が心に沁みた瞬間でございました。



rakuten profile

2014年2月1日土曜日

チラ見せローズ

 会社の帰りはウォーキング時間になっています。

 普段は暗い夜道をわき目もふらず歩くことにしていますが、たまには気分転換も必要かと思い、いつもの道を変更して、大通りを歩くことにしました。

大通りは明るくて賑やかなのですが、車の行き来も激しいので落ち着いて歩く感じではないですね。

「チリンチリン」

 道路交通法上、原則として歩道に自転車を乗り上げてはならないことになっているのですが、それをご存知ないのか、車道が危なっかしいのか、自転車に乗って我がもの顔で歩道を突っ走って行く方が結構いらっしゃるのは残念ですね。

歩道・路側帯・歩道等 [自転車の道路交通法]

 歩道に乗り上げてベルを鳴らしてくるのはご年配の方か女性が多いので、やれやれまたかよ、と思いながらも道を譲って歩いていると、横スレスレを通り過ぎていったのは革ジャンに革パンツ姿の若い長身の男性でした。

 先日のゾニーの件もありますので、最近はまた革スタイルが流行ってきているのかと思っているうちに、赤信号にさしかかりました。 

 とうに私の横を通りすぎたはずの彼も信号待ちをくらっていました。
 ハンドルを握りながら、前屈みの姿勢で信号が青に変わるのをじっと待っています。
 髪型も最近再び流行しているおしゃれツーブロックでした。
 そのとき、見えちゃったんですよね。
 深紅のバラがたくさん描かれたド派手なシャツが革ジャンの裾からこぼれ出ているのを。
『あんなシャツ、どこで買うんだろ?頼まれてもゼッテーに着ないデザインだけど。』
 パッと信号が青に変わり、バラをはみ出させた彼は、道路交通法を違反したまま、夜の街に消えて行きました。

 そんなことを好き勝手に考えている私の靴の色は七色でございます。

2014年1月9日木曜日

新年のご挨拶とどうでもいい話

 もう来週は成人式というときになって今さらですが、新年おめでとうございます。

 挨拶が終わったところで、どうでもいい話でこのスペースを埋めます。
 誰に頼まれてブログを運営しているわけでもないので、テキトーに自分のペースでやっていくというスタンスは今後も変わりません。

 ただ、今年に入ってから、わけのわからん勉強をすることになったり、運動量やゲームの時間が増えたり、その他にもやりたいことが出てきたりしまして、一日の限られた時間をもっと効率よく使ってみようと思い立ちました。

 ブログなら、できるだけこまめに記事を書くとそれが習慣になって、きっと面倒くさくなくなるだろう。
 そんなことを考えながら、記事の下書きをするタイミングを昼休みにしてみたところ、やはりキツいですね。

 よく考えてみたら、昼休みは私の昼寝時間でした。
 今年から昼寝ゼロになった私の目は、午後はいつもギンギン状態でございます。