2014年2月20日木曜日

正しい用法

 同居人がまたこっそり日本語を勉強しているようです。
 最近、変な発言が目立つようになってきました。


 「ヘンタイヘ~ン」


 このあたりはまだまだ序の口ですね。
 「大変」が「変態」に似ているので、変態変態変→変大変大変へのシフトで日本語を覚えようという発想がミエミエでございます。
 こんな覚え方をしているものですから、こっちが仕事でハマりまくっているときなんかに「そりゃあヘンタイだね」と肩越しに言われたりると、虚しさばかりが募るわけです。

 ところが、先日奇跡が起こりました。

 九割近くの人たちが働く理由は食べていくためであって、なかなかそこに生きがいを見つけられないのではないか、みたいな話をしていたときのことです。
 同居人はやりたくない仕事はやらない派で、私は需要があるのなら、多少の我慢をしてでも仕事を続ける派ということもあり、考え方はもともと違っているのですが、ふと真顔になってこんなことをつぶやきました。


 「でも、今ほんとうにお金がなかったら、ウ○コみたいな仕事もするけどね。」


 まさかのウ○コ様が心に沁みた瞬間でございました。



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2014年2月1日土曜日

チラ見せローズ

 会社の帰りはウォーキング時間になっています。

 普段は暗い夜道をわき目もふらず歩くことにしていますが、たまには気分転換も必要かと思い、いつもの道を変更して、大通りを歩くことにしました。

大通りは明るくて賑やかなのですが、車の行き来も激しいので落ち着いて歩く感じではないですね。

「チリンチリン」

 道路交通法上、原則として歩道に自転車を乗り上げてはならないことになっているのですが、それをご存知ないのか、車道が危なっかしいのか、自転車に乗って我がもの顔で歩道を突っ走って行く方が結構いらっしゃるのは残念ですね。

歩道・路側帯・歩道等 [自転車の道路交通法]

 歩道に乗り上げてベルを鳴らしてくるのはご年配の方か女性が多いので、やれやれまたかよ、と思いながらも道を譲って歩いていると、横スレスレを通り過ぎていったのは革ジャンに革パンツ姿の若い長身の男性でした。

 先日のゾニーの件もありますので、最近はまた革スタイルが流行ってきているのかと思っているうちに、赤信号にさしかかりました。 

 とうに私の横を通りすぎたはずの彼も信号待ちをくらっていました。
 ハンドルを握りながら、前屈みの姿勢で信号が青に変わるのをじっと待っています。
 髪型も最近再び流行しているおしゃれツーブロックでした。
 そのとき、見えちゃったんですよね。
 深紅のバラがたくさん描かれたド派手なシャツが革ジャンの裾からこぼれ出ているのを。
『あんなシャツ、どこで買うんだろ?頼まれてもゼッテーに着ないデザインだけど。』
 パッと信号が青に変わり、バラをはみ出させた彼は、道路交通法を違反したまま、夜の街に消えて行きました。

 そんなことを好き勝手に考えている私の靴の色は七色でございます。