2014年12月10日水曜日

衰退に向かっている年賀状文化

 年賀状発行枚数が年々減少しているようです。


参考記事:年賀ハガキの利用者が減っているらしいので発行枚数を調べてみた[外部リンク]
 書面にしたためる有料の郵便よりは、基本コストゼロで、しかもすぐに思いを届けられるメール、SNS、LINE などに移行する利用者が増加傾向にあるのは世の流れなのかもしれません。
 そんなわけですから、日本郵便の必死のアピールもうなずけますね。
 また、毎年この時期になると募集がかかるのが年賀状仕分け、配達アルバイトスタッフ。
高校生の頃に、年賀状仕分けのアルバイトをやったことがあります。
 今では考えられないようなやっすい賃金で、殺伐とした雰囲気のなかで黙々と年賀状を仕分けていると、若いながらにとても時間を無駄にしているように思えました。

 もちろん、翌年は誘われても断りました。
 最近のニュースでも年賀状仕分けスタッフが不足しているとか、募集をかけても人が集まらないとか聞きます。

 ネット時代ですから、探せばもっと割の良いアルバイトがいくらでも見つけられる環境が整っていることも大きいでしょう。
 今はもっと良くなってきていると信じたいところですが、年末年始の超(?)多忙な時期にわざわざ出てきてくれる人を最低賃金スレスレでこきつかう体制もよく見なおす時期に差し掛かっているのかもしれません。
「出したい人がいるんで」
 と失笑を買うような年賀状コマーシャルを作っている場合じゃないでしょうな。
 そんなとこアピールしても、せいぜい「あっそ」と言われるくらいなので。
 でもって、今年は……
「ちゃんと、大人。」
 面倒くさいことを義務感でやらされている雰囲気が漂ってるね……。