いままで食べたパスタで一番美味しかったのが東京にあるレストランのトマトパスタだったとネットの掲示板に書いたら、この自慢野郎という返信がついてヘコんでいた同居人。
発言内容のどこか悪かったのかと聞いてきたのでこう即答しましたよ。
「どこも悪くないよ」
海外の掲示板サービスでのできごとでしたので、そこのメンバーからしてみれば遠い日本の話をされてもねえ、という感覚だったのかもしれません。
しかし、たとえば日本でも誰かがナポリの石釜ピザの味が一生忘れられないと言ったところで、へえ、そうなんだという程度の反応を示す人が多いのではないでしょうか。
それでも納得いかない様子の同居人。
意外と繊細なんだよな~~と思いながら、もっとわかりやすい説明をつけてみました。
「生まれてこのかた海外に行ったことないヤツがいるとするじゃん」
「ウン」
「そいつの食生活が朝はマック、昼はタコベル、そんで夜はドミノピザ、みたいなジャンクフードのローテーションだったりするわけさ」
「わかった。それで?」
「そういう食生活があたりまえのところに、誰かが海外のウマくてオシャレな食べ物の話をしたとしても、当然面食らうわな。異国の地の料理話を、あたかも日常のようにされて、妬んだんだろうよ。自分が知らないことだから」
ようやく同居人に笑顔が戻りました。
「なるほど、なるほど。そうか、そういうわけだったのか!」
いや、自信などこれっぽっちもござーせん。
そもそもまるっきり私の勝手な想像なんですから^_^。